皆さんこんばんは
今日は最近どこのお葬式屋さんにもいる
葬祭ディレクター
という資格について書いてみたいと思います。
この葬祭ディレクターという資格ですが最近では様々な葬儀社さんが在籍をアピールしています。
確かに葬儀関係の資格といいますとこれぐらいしかありませんし、厚生労働省認定にはなっていますので何となく信頼感があるからだとは思われます。(ただし国家資格ではありません)
うちでも一応HPには資格者が在籍していますと書いてはいます。一応恥ずかしながら私も1級を持っていますから。
ところでこの一級葬祭ディレクターという資格ですが実際のところどれだけの意味があるのでしょうか?一般の人から見ればその会社にこの資格を持っている人がたくさん在籍していればそこは質の高い葬儀社のように見えてしまうかもしれません。
しかしそうとも言い切れないのが難しい所ではあります。実際資格を持っている者としてあまり言いたくはありませんが、
[一級を持っている=葬儀のプロ]
というのは違うかな?とおもいます。
私の中でこれは自動車の普通免許持ってるだけの人がF1を運転できますって言ってるような感じでしょうか?基本の免許持ってるから最高峰のものまでできるわけじゃないですからねえ・・・
ディレクター試験合格に必要な知識などは私が思うには基本の部分で、正直葬儀のプロと堂々と名乗るにはかなり経験を積むことが必要だと思います。一応受験資格には経験が5年以上必要ですが試験内容はどちらかというと基礎の部分のみですのでさまざまな状況に対応する対応力や応用力などの面に関してはほぼ関係ないというのが実情です。経験も会社がそうですと書類に書くだけでOKなんで本当にそうかなんて確かめていませんし。葬儀は地域性なども大きく影響しますので、やはり担当者個人がいかに真剣に取り組んでいるかが大きく影響することになると思いますね。
葬儀社選びについて書いてあるHPなどでたまに一級葬祭ディレクターが多く在籍しているところがよいなんて書いてあるところもありますが、私はまあないよりはあるほうがいいんじゃない?ぐらいの感覚でしょうか。
とはいえ少しづつ知っている方も増えてきているので私もとりましたけど
とはいえ名刺に書いてるぐらいで、あまり「私1級持ってます!」といいたくなるほどのこともないかなと(笑)
専門職なので資格制度があるのはとても良いことだとは思いますが、もう少し学科試験を難しくしてもらえるといいかとは思いますし、実技試験なんかは内容をもっと意味のあるものにしてほしいかとは思います。たとえば当家の疑問にどのように答えるかとか、クレームに対応する際の機転の効き方とかそういった部分をもっとみていかないとだめなんじゃないかと…
正直ある団体の金儲けなんじゃないかと疑いたくなるぐらいです…試験料高すぎるし…。弁護士や医者なんかよりもはるかに高いですからねえ
昔はいずれ国家資格になるなんて言われてましたがそんな気配全くないですもん。
まあ、ぐちはこれぐらいにしといて
葬祭ディレクターを持っていれば安心というのはちょっと疑問です、その人自身の姿勢がすべてでしょうしその地域の風習やお寺の特徴などにあったものを提供することができる方が大事です。葬儀社選びの時にはないよりはましぐらいの感覚で見ていただいても構わないかと思います。逆にそれしかアピールできないような葬儀社ではだめだと思いますしね。
これもまた参考になれば幸いです。