みなさんこんばんは
今回のテーマは
もしもの時のために考えたり決めておくべきこと
をテーマに書いてみたいと思います。
このテーマはもっと早くに書かないといけなかったですねえ、うっかりしていました。
このブログでも事前に葬儀社に相談するなどは書いてきましたが、もしもそういう事態になった場合にあわてないように何を決めておくのがいいかを具体的に書いておこうと思います。
1.もしもの場合に故人様をどこに連れて帰るのか?
これは結構あわてることになる要因の一つなんです。篠山の場合はほとんどの場合が自宅に帰ることが多いですが。さまざまな事情で自宅に戻れない方もおられます。そんな時にとれる選択肢なのですが、意外に皆さん考えずにその時が来てしまい「どうしよう?帰るところがない」とうろたえることがあります。
そういう場合の選択肢は、①親族の自宅②各葬儀社が用意する安置場所(葬儀会館など)③菩提寺のお寺④集会所などの自治会の施設
こういったところが考えられます。
①は故人様と長男様などご家族が別のおうちに暮らしている場合のよくあるパターンです。ただし篠山でお葬儀するとき、帰るおうちは篠山にあることが前提にはなります。市外にいったんご安置となると結構大変ですからね
②は最も多いパターンになります。当社の場合は東窟寺会館にてお預かりすることになりますが、24時間受入れができますので一番選ばれる形となります。
③の形もまれにあります。事前にお寺様と相談されている方で帰るおうちがないときにお寺様に受け入れていただけることは以前よくありました。葬儀会館が整備されだしてからは少なくなりましたが、今でもそういったお寺様は結構あると思います。ただし事前にもしもの時はということで必ず相談しておいた方がよいでしょう。
④の形も以前はちょこちょこありました。都市部ではマンションなどの自治会館などで受け入れてくれるところもありましたのでそこに安置する形です。篠山ではあまりない形ではあります。この場合も事前に相談して確認しておく必要がありますのでご注意ください。
これらの例は基本的に病院や施設などで亡くなった場合を想定しています。自宅で療養していた場合ですとそのままご自宅にいていただいたらよいわけですから。
2.寝台車(葬儀社)をどこに頼むのか。
これも結構重要です。寝台車の時にも書きましたが、もしもの場合の葬儀社をどこに頼むかは決めておいた方がよいですし病院などからご安置場所への搬送をする寝台車もその葬儀社に手配してもらうほうが無難です。
その理由は葬儀社の中には寝台車でお迎えに行ったが葬儀は別会社でとなると割増しの寝台料金を請求する場合が結構あります。葬儀社側からしてもお葬儀まですべてお手伝いする場合でしたらそちらの料金の方に手数料なども含められるので割安にできますが、寝台車のみとなるとそれだけで人件費や利益まで頂かないといけないのでほかにカバーできるものがありませんからどうしても高めになってしまいます。たとえてみますと定食と単品の違いみたいなものでしょうか。そういった事情から葬儀社を決めている場合はそこに頼むのがよいと思われます。
ただしここには例外がありまして、自宅から遠方で亡くなられた場合はその亡くなられたところで寝台車を手配した方がよいと思われます。寝台車は距離で料金が決まります。車庫からお迎えに行く病院までの距離も料金計算の中に入りますから、遠方まで迎えに行くとその分料金が高くなってしまいますのでかなりの遠距離になる場合は病院などに紹介してもらうほうがよいかもしれません。当社の場合ですと神戸や大阪なら大きく料金に違いは出ませんが、それこそ東京や九州などになるとかなり大きな差になりますので現地で手配する方がよいと思います。
こういった事情からも葬儀社を事前に決めておくのは大切になってきます。
大きなことはこの2点になります。このほかにもできれば考えた方がよいこととして、とにかく一報を入れなければいけない親戚を確認しておくことや、遺影写真をどれにするとか亡くなった後に着せてあげたい服を決めておくといったこともあります。
なかなか事前にとは考えにくいかもしれませんが最低限この大きな2点ぐらいは考えておいた方がもしもの時にあわてることになったり無駄な費用をかけることになったりすることを避けることができるでしょう。
もしもの時というのはどうしても思考停止状態に陥ったりしてしまいます。そのような状態でもきちんと配慮して対応する葬儀社がほとんどだとは思いたいですが、中にはそこに付け込んで高額な費用を発生させるようなところもないとは言い切れません。
そのような目に合わないためにも事前に考えることをできればお願いしたいと思います。