みなさんこんばんは、 なんか毎回言ってるけど、まあいいか
こんかいは
忌中と喪中について
書いていこうかなと思います
「忌中と喪中ってどう違うの?」って聞かれることって意外に多いんですよ。確かに似てるようで違う言葉なので分かりにくいかもしれませんね。
まず忌中についてですがこれは一般的には四十九日の間を忌中といいます。神道やキリスト教では五十日が一般的にこの期間に当たります。キリスト教は本来死を穢れと考えませんので忌中や喪中はないのですがしいて言えばこの期間ということになります。また仏教でも浄土真宗では本来は忌中や喪中は無いのですがやはり一般的に広く認知されていることなのでこの期間は慎むことが多いようです。
この間は身を慎む期間として過ごしますので、お祭りや祝い事に参加しないのが通例でした。昔は死の穢れに触れているので外部と一切接触しないようにしていたこともあったようですが現在はそこまですることはありません。こういう理由で今でも神棚をこの期間は封じます。よくいわれるのが鳥居をくぐっちゃだめですよとか、お祭りに参加しないとか慶事に参加しないといったことではないでしょうか?
そして喪中は一般的には一周忌を迎えるまで、つまり一年間の期間を指します。
死の穢れということからは離れていますが、こちらも喪に服する期間ですのでお祭りや慶事への参加は慎みます。ただし鳥居をくぐるのは大丈夫ですし外部との接触も問題ないということになります。あと年賀ハガキに関しては喪中ハガキを送ることになります。
こうしてみるとどちらも似たような意味にはなるのですが穢れという点が違うということになるようです。昔は四十九日の間本当に外部との接触を絶っていたと思わせる風習がありまして、お葬式の時に近隣の方々がご当家のところにお米を持ち寄っていくんです。それぞれが1合とか2合とか持ってこられて当家に渡すのですがおそらく忌中の間家にこもり外部と接触できないので当然食料なども手に入れることができません。ですから近隣の方がお米などを持ち寄ってその当家が困らないようにしていたんじゃないかと思います。私も初めてその風習を見たときには「???」だったのですがおそらくこういうことだったんじゃないかと思うようになりました。このように考えると本当に昔は地域や隣近所で助け合って暮らしてたんだろうな~~と思います。私はこういう風習は結構好きですね。
最近ではこういった忌中や喪中の考えにもあまりこだわらなくはなってきています。現代の生活であまり厳しくこういった風習に従っていると生活が成り立たなくなる場合もありますし。またお祭りや慶事にも相手側の理解が得られるなら参加するようになってきてもいます。気にされる方も中にはおられますので、いきなり行くのではなくきちんと相談されて参加する分には特に問題ないと思います。
忌中も喪中も身近な方が亡くなった場合にこれぐらいの期間は悲しむもんだということの表れでしょうしそういった意味で日本人は近しい人の死を悼むということをとても大切にしてきたのだと思います。
あまりこだわりすぎてしまうのはどうかと思いますがそういう気持ちはいつまでも大事にしていきたいと思います。