お骨とお骨箱<篠山のお葬式屋さん徒然日記>

みなさんこんばんは

本日は

お骨とお骨箱

のことです

お葬式では火葬を行った場合、火葬終了後ご遺族の皆さんで収骨を行います。この収骨大きく分けてですが西日本と東日本では結構違いがありまして西日本ではすべてのお骨を拾わない部分収骨東日本ではすべてのお骨を拾う全部収骨を行います。テレビドラマなんかで家族のお骨を抱えているシーンが見られたりしますが西日本で収骨の経験がある方は「あれ?御骨箱めっちゃでかいやん?」と思われた方もおられるんじゃないですか?そうなんです関東の方が二回り以上大きなお骨箱になるんです。

さらに関西圏では御骨箱を二つに分け、のど仏や指仏を小さなお骨箱に(本骨)そのほかを大きなお骨箱(胴骨)収めます。

なぜこのような違いが生まれたのでしょう?のど仏や指仏といったものはその名の通り仏様の姿をしている(のど仏は仏様が胡坐をかいて手を合わせている姿、指仏はお地蔵様に似ているといわれます)ので大事にしたから別に入れるというのものもありますし、昔はこれらを入れた本骨箱を本山寺院に収めていたからといわれています。現在でも浄土真宗の場合は御骨の一部を本山に収めています。なぜ関西圏だけにこのような形が出来上がったのでしょう?

おそらく関西圏に多くの宗派の本山があるからではないかといわれています。滋賀の比叡山延暦寺、京都の知恩院・高野山・西本願寺・東本願寺・臨済宗の各派本山、奈良にも東大寺・興福寺・薬師寺・唐招提寺などたくさんの本山があります。奈良の方は華厳宗や律宗、法相宗などの本山なのでぴんとこないかもしれません。東大寺が華厳宗の本山と思って参拝している人ってあまりいないかもしれませんしねー。

私もよく「このお骨二つに分けてありますけど、どうしたらいいんですか?」と聞かれます。浄土真宗の場合は本山に収めますし、他宗の場合は昔本山に収めた名残なので今は納骨の際には一緒にしておさめますと説明しています。篠山ではお骨は骨袋という木綿の袋に移してお墓に収めるところがほとんどですのでその時にいっしょにします

そしてお骨箱の大きさの違いですがこれは仏教とか宗派とは関係なく私が読んだ本 <高橋 繁行(著)「葬祭の日本史」 講談社現代新書-2004>     に書いてあった理由は、要約ですが「明治にお骨を火葬した場所に埋めるのを禁止する通達を国が出したので、火葬場にお墓が隣接していたのを分けて他に移すようになったのですが大阪はそれに従わなかったので火葬後一部を家に持ち帰り後は隣接したお墓に埋めるようにし、関東はお墓が遠いので全部持って帰るようになった」と書いてありました。

まあ簡単に言いますと関西人は国の言いつけを守らなかったことが原因ということになりますね。

あと、お骨箱って特に決まりがないのをご存知ですか?私どもが用意する一般的なものはあるんですけど、もしご当家でこれに入れてあげたいってものがあれば何でもいいんです。本人が趣味で作った陶器とかお気に入りの小物入れとかそんなものでも大丈夫です。篠山では先ほども言いましたがお骨を木綿の袋に入れて納骨しますのであまりこだわることは少ないんですが、お骨の甕(陶器の入れ物)をそのままお墓に入れる地域などでは様々な色や形をしたお骨箱が売られています。

私たちはほとんど白の無地を使っているんですが有田焼・九谷焼などの有名な産地のものや漆塗り、金箔塗、おしゃれな現代風のもの等々、お値段も数万円するようなものまでいろんなものがあります。

よく葬具屋さんの営業で高いお骨箱とか持ってこられるんですが。本人の作品や、好きな入れ物であったり故人が生前に指定していたとかご遺族がぜひとおっしゃるならともかく葬儀社の売り上げのために高いお骨箱を提供するのは必要ないかと思っています。お骨をお墓に収めた後は処分するわけですから。

最後にこれもよく聞かれることなのですが、西日本の場合は御骨をすべて拾いませんので「残ったお骨はどうするの?」とよく聞かれます。これらのお骨は全国からそういったお骨や灰を集めてきて供養する施設がありますのでそこへ運ばれてほかの方々と一緒に供養されることになります。

それとお骨を一か所のお墓ではなく何か所に分けて埋葬したい場合は必ず事前に私どもにお伝えくださいね火葬の当日に火葬場で分骨証明書という書類をもらわないといけませんので、これがないと受け入れ先の霊園などに断られてしまうことがありますのでご注意ください。

最後に、火葬の後に火葬場から発行される火葬証明書も必ず大事に保管してください。これも紛失すると霊園や墓地から受け入れてもらえない事態になることがありますので。もし再発行となると、簡単にできてしまうとそれこそ犯罪の温床になりかねませんので結構面倒な手続きが必要になります。しかし葬儀の当日はご当家の方もさまざまなことに気を取られて忘れてしまいがちなんで私たちはこの書類をお骨と一緒にさせていただくようにしています。お骨の陶器の入れ物は布張りの木の箱に入っているのでその箱の中に入れておきます。こうすればまず無くなることはないので。

今回は御骨と骨箱について書いてみました。これまた参考になればいいんですけどね。

 

 

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