みなさんこんばんは
今回はこのたびの文保寺御開帳でお出会いした有名人の方をご紹介したいと思います。
皆さんは露の團姫(つゆのまるこ)さんという落語家さんをご存知でしょうか?
この方は女性の落語家さんでありながら天台宗のお坊さんという異色の経歴の持ち主なんです。さらにご主人がクリスチャンという驚きの経歴もあります!
ご存知の方もおられると思いますがこの方は2007年にNHKで放送された朝の連続ドラマ「ちりとてちん」のモデルになった方なんです!大阪が舞台になっていることもあったので見ていた方もたくさんおられるんじゃあないかと思います。
さらにテレビ朝日で放送されています「お坊さんバラエティぶっちゃけ寺」にも出演されていますので「あ~あの女性のお坊さんかあ」と思われる方もおられるのではないでしょうか?
今回この方にお出会い出来たのは文保寺御開帳の記念に露の團姫さんとご主人が落語と太神楽(簡単に言いますと、大道芸です)を披露いただくことになりまして、私もお手伝いしてましたのでお出会いすることができました。文保寺は天台宗のお寺ですし露の團姫さんも天台宗のお坊さんですからその縁で来ていただいたようです。
その日は朝から準備しまして、まずは天台宗の声明(しょうみょう)という仏典に節をつけた仏教音楽の催しがはじまりました。この声明もなかなか聞いてみると良いもので、普段のお葬式の時にも少しあるのですが本格的に二十人近くのお坊さんであげるのを聞くと結構な迫力があり、すばらしいものでした。
その後、團姫さんの舞台の設営の確認に入ったんですが私もさすがに落語家さんの高座の準備をしたことがありませんのでいろいろ教えてもらったんですがさすがプロの方です、みなさんをきちんと見渡して落語ができるように高さをつけることなど随所にこだわりがあり、とても勉強になりました。そしていよいよ舞台が始まります!
まずはご主人の太神楽が始まるのですがこれがまたなかなか面白いです。あの往年の染の助・染太郎さんの傘を使った芸と同じような感じでとても楽しく見させてもらいました。とても簡単そうにされるんですが実際やってみるととても難しいんでしょうねえ。観客の方もとても楽しんでおられました。
その後團姫さんの落語へと入っていきます。高座に上がられるときには皆さんが想像される以上に高く狭いスペースで正座されてされるもんですから、ちょっと大丈夫だろうかとハラハラしました(笑)
こちらの心配など関係なく本人さんは生き生きと身振りも入れつつ落語を披露されていきます、ほんまご主人といい團姫さんといいプロの方はさすがでした。お寺での落語ということもあり演目は仏教にちなんだもので、それでも面白おかしく観客の方々はとても楽しまれたようでした。
会が終わりました後に片づけをする最中、私も不慣れでしたので段取りなどおぼつかなかったことをお詫びに行きましたら逆に恐縮されましてご夫婦ともどもとても腰の低い丁寧な方たちでした。團姫さんはとてもかわいらしい気さくな方で、テレビなどで出ている有名人なのでとっつきにくかったらどうしようかと思ってましたがいらない心配でしたね(笑)
そこに付け込んで一緒に写真を撮ることと、HPにアップすることも快く承諾していただけました。
でもサインもらうの忘れた……