みなさんこんばんは
今回は
お葬式やお通夜などでの遺族代表挨拶について
書いてみたいと思います。
お通夜やお葬式の後に行われる挨拶、皆さんも見たことあるんじゃないでしょうか?芸能人の方のお葬式などのニュースでも必ずと言っていいほど流れますしね。
でもこの挨拶、いざやるとなると喪主様にとっては結構なプレッシャーになるみたいです。実際、家族葬にしたい理由の一つに喪主様が挨拶をするのが苦手だからということが意外に多くあるんですよ。さすがのその理由だけではどうかと思いますのでこのようなことを伝えてよく考えてはいただきます
1 うまく話せなくても構わない(近しい人を亡くしているのだからうまく話せなくてもあたりまえ)
2 紙に書いた原稿を見ながらでも構わない(葬儀社にもらった例文を参考にしてもよい)
3 必ずしも難しい言葉を使う必要はない(ご指導ご鞭撻とか)
4 たとえ「ご会葬いただき本当にありがとうございました」の一言だけでも構わない(とにかく気持ちさえ伝わればよい)
5 どうしても無理なら親戚の方や司会者が変わりにしても構わない(一緒に立つだけでも良い)
こんなところでしょうか?
こういうことを伝えて挨拶例文を渡してあげると喪主様は安心される方が多いみたいです。
挨拶の内容ですが私個人としては必ずきちっとした言葉づかいでしゃべらなければいけないとは思いません。まあ、私たちが喪主様に渡す挨拶例文がどうしても固くなりがちなのでそのせいもあるとは思いますが。それを参考に少々くだけた感じにしてもらっても全然かまわないと思います。
お葬式の場だからちゃんと話さないとっていう気持ちはよくわかります。しかし、できるのであれば自分の言葉、普段の口調で話す方が気持ちは伝わると思います。実際やるとなるとなかなか難しいんですけどね。
私も葬儀の担当を1000回以上はしてきましたけど印象に残っている挨拶はやはりたどたどしくてもそういう形でされた方の挨拶ですから。
ですから、めんどくさいとかの理由で挨拶を無しにするとかは極力やめてほしいです。実際そういわれたことも何回もあります、ましてや「挨拶したくないから家族葬でええわ」といわれたときにはどないしようかと思いましたから。まあご当家の方も大変な状況ですから冷静に考えられないのだと思いますのでゆっくり話し合ってみるとわかってくださるのでさすがにその理由だけでそうしたことはないですけど…。
最初にも書きましたがどうやら人前で挨拶をしたくない人がどんどん増えていっている気がします。たしかに恥ずかしいとか緊張するとかあるのは当たり前です。でもお葬式の場というのは何度も言っていますが日ごろの感謝を故人に成り代わって伝える場でもあると私は思っていますので、たとえ代わりの人がするにしてもその横に立ち頭を下げるだけでも構わないので頑張ってほしいです。当然私たち葬儀社の者もできるだけ挨拶される方にプレッシャーがかからないように努力しますしね。
でも中には普段から人前で話すことに慣れておられて堂々と余裕で挨拶をされる強者の方もおられます。ただし、そういう方の場合事前に内容の話をしているときに、あまりにも長くなりそうなのでそれとなく短くしていただけるようにお願いすることもたまにありますが…
それではここで一般的なあいさつ文も載せておきます
「本日はお忙しいところ、父○○の葬儀にご会葬くださり誠にありがとうございます。 皆様から心のこもったお別れの挨拶を賜り、故人もさぞかし喜んでいると存じます。 生前中のご厚誼に、厚く御礼申し上げます。 私どもは未熟ではありますが、故人の教えを守り、精進していく所存です。今後とも故人同様、ご指導、ご鞭撻いただけますことをお願い申し上げます。本日は誠にありがとうございました。」
少しくだけた感じにすると
「本日はお忙しい中 父○○の葬儀に来てくださって本当にありがとうございます。皆さんが来てくれたことを○○もさぞ喜んでるんじゃないかと思います。今まで○○と仲良くしてもらい本当にありがとうございました。私たちもまだまだ分からないこともたくさんあり、皆さんにご迷惑かけてしまうかもしれませんが、今後も○○と同じようなお付き合いをよろしくお願いします。本日は本当にありがとうございました。」
こんな感じでしょうか?これに故人の略歴や入院や闘病中の様子などを組み込んで行うことも多いかと思います。
よかったら参考にしてみてください。
今回は挨拶について書いてみました、葬儀における挨拶というと堅苦しくなりがちですけどやはり最後は気持ちを伝えるのが一番です。これは会葬に行った場合もおんなじです。確かに失礼にならないようにする気遣いは必要ですが形式にこだわりすぎないようにしてもらってはいかがでしょうか?