コロナが続いている中での葬儀の現状<篠山のお葬式屋さん徒然日記>

みなさんこんばんは

今回はこのコロナが長引いてる現状で葬儀業界の変化について私が個人的に感じていることなどを書こうかと思います。

以前のブログでもコロナによってお葬儀が一気に変化していることには触れさせていただきましたが状況はその時から多くは変わっていないとは思います。

とはいえ緊急事態宣言が解除されている間などはやはり皆さんの意識も緩むといいますか葬儀に参列する方が増えたりなどの変化はあったと思います。

ですがやはり家族葬の割合は圧倒的に多くなってきています。ご当家の中では家族だけで済ませるほうが気が楽かな?という思いと親しい人にお別れしてもらわないことへの思いが両方あり、ちょっと複雑な心境の方も多くおられるように思います。

そのような場合の解決策として生前のお付き合いが広い方などどうしても多くの人にお別れしてほしい場合などは午前中にお別れの時間を設けてその時間内で一時に集中しないように参列者に来ていただき午後から親族のみで葬儀の儀式に参加していただくという形態のお葬儀も行われ始めました。

当社でも何度かそのようなお葬儀を行いましたがうまくやれればなかなか良いものになるという手ごたえはありました。

しかし喪主様への負担も結構大きくなる部分もあります。たとえば午前中にお別れの時間を設けた場合2~3時間の時間をとるのですがその間喪主様や主要な家族は会葬者への対応をずっとする必要があります。

2~3時間の間にばらばらに来てもらいますのでその間誰かは必ず式場にいなければならなくなるのです。

ですから午後からの葬儀も合わせると結構長時間にわたって緊張状態が続くので体力的には厳しいかもしれません。

とはいえ実際にそれを行った当家の方は皆さん満足されていましたのでどちらがと決めつけるものではないとは思います。

そういった点が気にならなければ当家にとってはなかなか意味のある形のお葬儀になるかと思います。

簡易的な形としてお式の一時間前をお別れの時間に充てる形も行いましたがそれほどたくさんの会葬者を見込まれていないご当家でしたらこの形で十分でしたね。

これでしたら普段のお葬儀と拘束時間は大きく変わりませんので体力的にも大丈夫かと思います。実際のご当家様もとても満足されていました。

こういった形の問題点としましては参列者の方はどうしても例えば9時から11時がお別れの時間ですと連絡すると9時に一斉に来る傾向にあるので一時に来られて密にならないようする連絡方法の問題や

あくまで参列の方にはお別れのみしていただいた後はお帰り頂くのですが、来られた会葬者の方が何か儀式が始まるものだと思ってずっと待っているといった問題がありました

ただ、このような点はこういった形のお葬儀が何度か行われていき皆さんが慣れていけば大きな問題ではないかなと思います。

コロナで確かに家族葬が劇的に増えたのは確かでしたし大きな流れとしては今もそのままです、ただ故人とのお別れという点には以前よりも関心が高くなっていっている気がします。

私は以前からお葬儀の大切な役割としてお別れというもの重要視してきました。お葬儀は亡くなられた方へ親しくしていた人が感謝をし、お別れをする場という重要な役目があり、ご家族にはそういった人へ感謝を伝えるその中で故人の知らなかった一面などを知ることができたりする、これもまた重要な場となります。

コロナのなかで大変な時期ではありますがせめてそういった点がもっと見直されていき皆様にとって葬儀がもっと意義のあるものになればとてもありがたく思います。

当家側から見た点としてはこんな感じですが、次回は葬儀社側からの話をしたいと思いますのでよろしくお願いいたします。

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