みなさんこんばんは
本日はこの新型コロナで葬儀は変わるのか?ということを私の想いも含めて少し考えてみたいと思います。
この丹波篠山でも今回のコロナで葬儀の形態の変化が大きく進んだように思います。もともと家族葬の増加という流れはあったのですが田舎ということもあり都市部ほどではありませんでした、しかし今回のコロナ下で三密を避けるということのためにその流れが一気に速まりました。
この流れはコロナが終息した後も続いていくものと思われます。
当社ではもともとその流れになることを想定して祭壇を無駄に大きくしたりとか葬儀自体を意味もなく華美にすることを避けるという方向でプラン作りをしたりセミナーを開いてきましたので大きな影響はありませんでした。
とはいえ予想よりも一気に進んでしまったため、縁のある方を呼ばなくてもいいという風潮に拍車がかかってしまうような事態になると、当社が提唱している家族葬プラスという葬儀の形の浸透させるという点では少し困っているというところでしょうか?
私どもは篠山のような地方都市では都会からの流れで周りの人との縁を切ってしまうような形での家族葬を行うということには反対をしてきました。もちろん事情がある場合もありますので全て否定するわけではありませんがね。
篠山でお亡くなりになる故人様の多くが生まれたときから篠山で暮らし、また都会へ出てもまた戻ってきて地域の方とともに暮らしてきた人たちや嫁いできてから数十年暮らしてきた人たちです。そういった方が亡くなった時に長年に渡って縁のある人や子供のころからの友人などにも参列していただけないようなお葬式が主流になることはとてもさみしいことですし、大げさかもしれませんが地域コミュニティーの崩壊にもつながることだという思いがあります。
親しい人が亡くなった時、やはり人はその方を「弔いたい」「お別れがしたい」「感謝の気持ちを伝えたい」と思うものです。その想いを大切にしていきたいのです。
ただ、やはりテレビなどのマスコミなどで「人を呼ぶお葬式=高額になる」というように言われることがほとんどです。確かに以前は葬儀社側も「人が来るから立派な祭壇を・・・」とか「高級なお棺を・・・」などといった形で葬儀代金を高くしてきたという問題はあります。
そういった業界の反省も含めてきちんと適正な形でお葬儀をお手伝いさせていただく葬儀社も増えています。もちろん当社もそのように心がけています。
このコロナの影響で今までのような不特定多数の方を呼んでするお葬儀の形というのは激減していくでしょう。
葬儀社の中には「何とか一般葬に戻さないと」と言っているところもありますが、なかなか難しいでしょうねえ。
結論としては今後身内のみで行う家族葬に対するニーズは高まるでしょうしそういった形で縁を切るような葬儀を行うことに関してもハードルは低くなるでしょう。
ただし私どもが葬儀の場で感じる感覚として今回のコロナでお別れすらできないお葬儀というものにさみしさを感じている人もたくさんおられます。そして故人とのお別れの大切さを再認識する人も多くおられるようには見受けられます。
そういった想いを大切に、また必要な情報を皆さまに発信し、知っていただくことでこのコロナウィルスによって終息後にむやみにさまざまな縁を切ってしまうような形での家族葬が主流になることは避けていきたいと思っています。
そのためにも「葬儀ぶっちゃけ座談会」に参加していただいたりいつでも気軽にご相談していただけるように努力していきます!