枕飾りのこと<篠山のお葬式屋さん徒然日記>

みなさんこんばんは、ただいま台風直撃中です。大きな被害が出なければいいんですけど・・・

さて今回は

枕飾り

についてです。

枕飾りってご存知ですか?言葉だけ聞くとなんのことやらかもしれませんが、簡単に言いますと故人様が寝ている枕元に置いてある机のことです。

お亡くなりになった方を自宅などにご安置したあと枕元にお線香やろうそくお樒などを飾れるように机を用意して具足を飾ります。以前はおうちにあるお仏壇の道具を使ってしたりもしていましたが本来は白木でできている物を使うのがよいですし、お仏壇のない家もあるので今はほとんどの場合ご安置と同時に葬儀社が用意するのがほとんどです。

枕飾りは見ての通りろうそくとお線香を供えるために用意するものなのですが注意点として仏教の場合(一応神式の場合にも枕飾りはありますではお寺様から枕経というお経をいただくまではろうそくや線香に火をつける必要はないということです。枕経というお経は本来亡くなる前に頂くお経なので枕経が終わるまではあくまでお亡くなりになっていないことになります

よく夜中に故人様が戻られて次の日のお寺様が来るという場合にとにかく亡くなったらすぐに「お線香をあげなあかん」と勘違いしている方がおられて、ご親族などから「お線香をあげなくていいのか?」と聞かれることがあります。多くの場合故人様をみとるためにご親族は病院などに詰めておられたりしているので大変疲れている場合が多いです。ですからせめてお寺様が来るまではゆっくり過ごしていただきたいので必ずこのことを説明しています。

枕飾りには一本樒が飾られているんですがこれも以前はお水を入れずに飾り、徐々にしおれていく様が人の人生を表すなどといいました。最近はこのようなことを知っている方も少なくなってきましたのでしおれていると「なんやこの樒しおれてもうてるやんか」などといわれるのでお水を入れていることも多くなっています。

また枕元にお供えするごはんですが、皆さんもこれは結構印象に残ってるんじゃないでしょうか?故人が愛用していたお茶碗にご飯を山盛りにし、使われていたお箸を刺しておいておく。この箸の刺し方もさまざまあるのですがこのあたりでは基本的に2本とも刺します。2本を刺して正面から見ると1本に見えるように置くので1本だけ刺すと思われている方も多いです。またこのごはんも本来は約1合から2合を新たに炊いて炊き上がった真ん中のいい部分をお茶碗に盛り、残りは庭先に置いてあたりの獣に施して食べてもらうものでした。そして一度お供えしたご飯は変えずにお葬儀終了までそのままが本来でしたが、最近では見た目がカチカチになって申し訳ないので葬儀の朝に取り換えることが多くなりました。

こんなことどうでもいいかもしれませんがやはり昔やっていたことにはそれなりに意味があると思いますのでやるやらないは別として覚えておきたいと思います。ご飯を取り換えないのは正式な意味は分かりませんがおそらく昔は何度も白米を炊きなおしてという贅沢はなかなかできなかったのかもしれませんし。獣に残りを食べさせるのは施しをして功徳を積む意味合いがあったのだと思います。

昔は枕経をいただいたらそこからず~~っと1本づつお線香を供え、ろうそくもつけっぱなしで家族の方が寝ずの番をしたものですがいまは電気ローソクや24時間持つろうそくもありますし、巻き線香などもありますので以前よりはずっと楽になりました。巻き線香については今でも「お骨になってから使うもの」ということを言われることもありますが、やはりご当家の疲労を考えると私は使うことをお勧めしています。電気線香もあるのですがどうしてもあれだけは使う気にならないんですよね~、頭が固いのかもしれませんが…。もっと柔軟にならないけませんかねえ?

では今回は枕飾りについてでした。それではみなさん台風の中ですがくれぐれも注意してお過ごしください

 

 

 

 

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