みなさんこんばんは
今回は前回の続きで
お盆の飾りつけ
についてお話ししたいと思います。
とはいえお盆真っ只中にこんなん書かんでもって感じですが・・・
確かにもっと早く書くべきことですよね
とまあ、そこはこらえていただいて本題に入ります。
お盆の飾りとは一般的に「盆棚」とよばれます。地域によって風習は違いますのでひとまず一般的なもので解説していきます。
今回解説するのはいわゆる初盆だな、故人が亡くなって初めてのお盆に飾るものです。普段のお盆では先祖代々の位牌などを仏壇から出して大きな机の上などに並べてお供えをするのですが、初めてのお盆を迎える方がある場合は別に祭壇を作ります。
真ん中の一番上にお位牌、二段目には果物や野菜などのお供えと真ん中にあるのがお霊供です。
一番下はお線香を絶てる香炉やろうそく立てなどの仏具がありその周りにキュウリやナスで作った馬や牛を置きます。
馬にはご先祖に早く帰ってきてほしい、牛にはゆっくり帰ってほしいという願いが込められているといいます。
緑の葉っぱは水の子といって浄水にナスやキュウリをさいの目にしたものをあえて蓮の葉の上に置き、お供えするものです。
そしておがらで作ったはしごを置きます。このはしごは7段や13段で作るとされていてあの世とこの世を渡すとか単に段の上にご先祖が上がるためのものとされていたりします。
横の飾っているのが盆提灯でご先祖をお迎えするあかりとなります。家がここだよーという目印にもなるそうです。
ちなみに画像は違いますが初盆の提灯は白木にすることが多いです。
基本的にはこのように飾りますが、さらに天井から縄をつるしてそこにほおずきやそうめんなどをぶら下げたりなんかもします。
この飾りはあくまでも一般的ですので地方によっては全然違う場合もあると思いますので、そこやご理解いただけるとありがたいです。
こういった風習はどんどんなくなってしまってますが、過去の日本人はこれらのことに意味を見出して大事にしてきたのだと思います。
せめてこういったことがあるのだということを忘れないようにはしたいものですよね。
お盆が終わるとこの段も片付けますし、白木の提灯は送り火とともに燃やしたりします。
ちょっと豆知識ですが、
有名な京都の大文字焼きはお盆の送り火なんですよ。
今回はお盆の飾りについて書いてみました、今年には間に合わなかったかもしれないので来年の参考にしていただければと…
では失礼いたします。