みなさんこんばんは
今日は
葬儀社の会員制度
について考えてみたいと思います。
当社にご相談に来られる方の中に別の葬儀社の会員に入ってるんだけどどうしたらいいんだろうかと聞いてこられる方が結構おられます。
当社は会員制度をとっていません。はっきり言ってあまり意味のない物と考えていますし、会員価格で安くなりますよー的なことをしたいとも思っていませんしねえ。会員であろうがなかろうが適正な価格でお手伝いさせていただくのがあたりまえと考えていますから。
。一口に会員制度といいましてもいろんなものがあります。一万円ほどの会費の物から互助会のように一口何十万円といったものまで様々です。
ではそういった会員制度にメリットはあるのでしょうか?
会員制度の大きな目的は営業行為と顧客の囲い込みです。会員に入ってもらうことで選択肢を限定してしまいそこで必ずお葬儀を行ってもらえるようにするのが目的です。
会員になってるとあまりほかのところを考えるってしなくなりますよね?でもこれが結構な落とし穴なんです。
事前に会員制度を持った葬儀社ですることに決めているなら当然そこの会員になっておいた方が非会員よりも割安になるわけですからお得なのは間違いありません。
しかしそれが客観的に見て得だったかといいますとそういいきれないのが本当のところです。
例えばガソリンスタンドってそれぞれに会員価格が設定してあるわけですがAというお店でガソリンを入れる場合会員に入っている方が当然現金フリーよりは安くなりますよね。
だけど別のBというお店でAの会員価格より安い値段の場合ってよくありませんか?
基本的には葬儀も会員価格というものについてはおんなじようなものです。会員になってくれたら会員価格でこれだけ安くなりますよと言われても他社の方ではもっと安い場合もあります。
さっきの例でもかならずAのスタンドでガソリン入れると決めているなら会員価格に意味はあります。でもBでいれるというならAで会員になる理由はありませんよね。
当然それぞれのガソリンスタンドのサービス内容なんかで少し高くてもこちらをって場合もあります。
ですから葬儀社もそういった点も見ながら考えて価格だけでなく内容的なものも考慮してそこに決めるのであれば会員に入る意味はあると思います。葬儀は価格だけで決めるというのもやはり問題はありますから。
後、注意してもらいたいのが、会員に入れば葬儀代金が何十万安くなりますなんてのも必ずあります。こう聞くととてもお得なように感じますが、安くなった後の金額が他者の葬儀社よりも高いのであれば
たとえ100万円値引きしてもらったとしてもまったく意味がありません。
300万円の祭壇が会員価格で150万円になったとしても、他社では同等のものが100万円や80万円かもしれないのですから。葬儀には定価が存在しませんのでこういうことはいくらでもあります。
ほとんどの葬儀社の会員はこういうものです。もともとの設定額をとても高く設定しておいていかにも会員価格で安くなってますよーというのをアピールするので、その値引き額に目が行ってしまい値引き後の価格が高いのか安いのかにはあまり注意が行かなくなってしまっています。
そういった点に気が付けば1万円ぐらいの会費のところならその分差し引いても安くなるところがあればそちらへ行くのも全然問題ないと思います。
当社に相談に来られた方もそれなら気にせんでいいかなあといった具合に納得してくれて、当社の方がよいと思っていただけたら当社の方でと考えていただけるようです。
結局のところ会員価格になった後が高いのか安いのか?ちゃんと対応してくれるのか?
これが大事です。
しかしこれが互助会となるとなかなか大変に思っている方がたくさんおられます。このことについても書きたいのですがちょっと長くなってきましたので続きは次回にさせていただきます。